Tableau セット・グループの違いに関して

Tableau セット パラメータ

数値をグルーピングする際にセットとグループの使い分けで迷われる方が多いのではないでしょうか。この記事では、セット・グループの違い、実際の使い方を事例を交えて説明します。

1. Tableau セットとは

1.1. セット機能の概要

Tableauの公式ヘルプサイトでは、「セットは、いくつかの条件に基づいてデータのサブセットを定義するカスタム フィールド」と説明されています。ただ、この説明は理解しづらいです。セットは、言い換えると、ユーザが任意の範囲でデータをまとめる機能です。

Tableauの公式ヘルプサイト参考ページ:https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/sortgroup_sets_create.htm](https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/sortgroup_sets_create.htm

1.2. セットの主な2つの用途

セットは任意にデータをまとめ、データやフラグとして活用したい場面で用いられ、主に以下の2つの用途があります。

番号用途
TRUE/FALSE(=in/out)の形で、セットの中のメンバー(=データ)に含まれているか否かフラグのように使う用途
セット同士をベン図のように組み合わせ、任意のグループを作る用途

フィルターされたデータを任意の形で簡単にまとめられるため、ビューに表示されたデータを売上順に並び替えて、上位5件をクリックしてまとめる、といったことが可能です。

1.3. 動的セット

動的セットは、指定した条件に応じてデータをグルーピングできます。例えば売上上位5名の顧客をビュー内で色分けしたい、という場合等に動的セットを活用できます。通常ダッシュボードを運用して時間が経過するに連れて、売上上位5名も入れ替わります。固定セットとの違いは動的という名称の通り、データが更新される度に、シートの編集をせずとも常に現時点の条件に当てはまるデータに自動的に働きかけしてくれるメリットがあります。

1.4. 固定セット

固定セットは、ユーザが指定した条件で固定した状態でデータをまとめることが可能です。例えば、2019年時点の売上上位5名の顧客が、2020年の売上順位が変わらず上位5名に入っているのか、その順位推移を追いたい場合、固定セットが役立ちます。

2. Tableau グループとは

2.1. グループ機能の概要

グループは、フィールド内に含まれるメンバーを、任意の形で組み合わせる機能です。セットに似た機能に見えますが、セットは「TRUE/FALSE」「含む/含まない」のように2つに何かを分ける使い方をします。しかし、グループはフィールドのメンバーを3つ以上のグループに分けることも可能です。

例えばディメンションの中に、ユーザー種別という項目があり、中身が「新規」「架電済」「アポ取得済」「商談済」「提案済」「契約済」「継続顧客」となっているとします。この粒度では分析には細か過ぎると考え、グループを「訪問前顧客」「訪問済顧客」「受注済顧客」と再度グルーピングしてデータ確認したいとなった場合、グループ機能が活かせるのです。

3. Tableau セット・グループの使い分け

3.2. 使い分けの判断軸

番号判断軸
セット動的にビュー内の表示を変えたい場合
データを2軸に分けたい場合
TRUE/FALSE(=in/out)
固定したデータの経年推移を追いたい場合
グループフィールド内のメンバーを任意の形でグルーピングしたい場合
フィールド内のメンバーの名称を再度付け替えたい場合

4. Tableau セットの使い方

4.1. Tableauセット in out編

セットは図の左側のようなベン図マークで表されます。セットに含まれるデータは、図の右側のように「In/Out」で表現されます。そのため、図のように売上上位5名の顧客の売上に対する割合なども簡単に算出可能です。

4.1.1 セット in out 作成方法

売上上位3カテゴリのセット作成方法を例にして説明してみます。

①サンプルスーパーストアのデータの売上・サブカテゴリをそれぞれの列・行シェルフに設定し、売上順にグラフを作成。売上順に並び替えする。

② 売上上位3カテゴリを選択してセットマークから、「セットの作成」を選択

③ セット作成のポップアップが現れるので、任意のセット名を付ける。

④ セットを作成するとデータペインにセットが追加される。上図のように作成したセットを行列シェルフに設定するとビューに表示される。

4.2. Tableau セット パラメーター編

パラメータにセットする方法を説明していきます。

① 逆算三角形のボタンから、「パラメーターの作成」を選択

② 名前を設定し、値のリストにパラメータ名を設定しておく。

③ パラメーターを作成するとデータペインに追加されるため、右クリックで「パラメーターの表示」を選択。右側にパラメータが表示される。

④ 計算フィールドで上記の計算式を作り、パラメーターの選択に応じてビューが変化する仕掛けを作る。関数CASEの使い方に関しては、こちらをご参考ください。

⑤ ④で作成したディメンションを色マークに入れると上記のように色がパラメーターの選択に応じて変化します。

いかがだったでしょうか。グループ・セットは他にも様々な使い方がありますが、今回は基本的な使い方を説明いたしました。お役に立てば光栄です。

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